口呼吸が原因で起きる不調について

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口呼吸になる原因

現代は食事が柔らかくなり、さらにお子さまが一人で食事をすることも増えているため、どうしてもしっかりと噛まずに飲み込んでしまいがちです。その結果、上顎の発達が不十分なまま大人になってしまう方が少なくありません。上顎がしっかりと発育されていないと、鼻の通り道が確保されないため鼻呼吸がしづらく、口呼吸になってしまいます。すると見た目の面で気になるだけでなく、様々な健康上のデメリットが出てきますので、早めに治す必要があります。

口呼吸による身体の不調

鼻呼吸では、鼻腔内にある粘膜が細菌やアレルギーの原因物質を吸着してくれますので、体内には入り込みにくくなっています。しかし、口呼吸の場合は、唾液が抑えてはくれますが、鼻呼吸よりも多く吸い込んでしまうことになります。

虫歯や歯周病

口呼吸をしていると当然口の中が乾燥しやすくなり、その結果、虫歯菌や歯周病菌が繁殖しやすい環境が作られてしまいます。

睡眠障害

口呼吸によっていびき、歯ぎしり、睡眠時無呼吸症候群、おねしょ(夜尿症)といった症状が引き起こされます。そして、寝ても疲れが取れないといったことになってしまいます。

鼻の機能が低下する

鼻を使わないとその機能がどんどん衰えてしまいます。そして、副鼻腔炎や蓄膿症など、鼻の病気にかかりやすくなります。

生活習慣病

口呼吸によって血圧が高くなったり、糖尿病になりやすくなったりしますので、鼻で呼吸できる状態を早めに作っておく必要があります。

顎顔面矯正で口呼吸を改善する

顎顔面矯正では、専用の装置を使って上の前歯の中央にある骨のつなぎ目を広げていきます。そうすることによって、鼻の通り道もきちんと確保されるようになり、鼻呼吸ができる準備が整います。なお、鼻自体が横に広がってしまうのではないかと心配される方もいらっしゃいますが、そのようなことはありませんのでご安心ください。

時間をかけてモグモグ食べましょう

ご家庭で気を付けていただきたいことをしては、顎の発達を促すためには、とにかく噛むことを習慣づけていただければと思います。柔らかいものしか食べない、一人で食事をする、食事の時間が短い…こういったことが「噛まない」原因になりますので、気をつけるようにしましょう。また、ガムを食べながら鼻で呼吸するトレーニングも重要です。ガムを噛むと唾液が出ますので、虫歯にもなりにくくなり、飲み込みの練習にもなります。できればキシリトールやフッ素が配合されているガムが望ましいですが、なければどのようなガムでも構いません。

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